アンティークスツール 支柱像腰掛 コンゴ民主共和国 ルバ族 (r451-24)
コンゴ民主共和国(旧ザイール)南東部に居住するルバ族の伝統に連なる、木彫りの支柱像付き腰掛(キャリアティード・スツール)です。座りやすさのため座面は前面へやや傾斜してます。(前後差約3~4cm)
蹲踞の姿勢をとった人物像が、両腕を頭上に掲げて円形の座面を支える構図は、ルバ族およびその近縁のヘンベ族・ソンイェ族に伝わる伝統的な様式です。
この地域において腰掛は単なる家具ではなく、首長や王の権を象徴する最も重要な威信財のひとつであり、現地語では「キポナ」「キホナ」「ルポナ」などと呼ばれてきました。
祖先の霊力と統治者の権威を結びつける精神的な依り代として、儀礼や継承の場で用いられたと伝られています。
本作は、筋肉質な体躯と静かで瞑想的な表情が特徴的な、写実的な彫刻表現を持つ一点です。木肌に刻まれた年輪状のひび割れや使用による艶やかな包色(パティナ)からも長い年月を経てきたことがうかがえます。古い作品ですが保存状態がよく虫食い跡もありません。大人が座れる強度はまだあります。
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